陣痛 -出産記 その2-

なっちゃん。

2007年10月26日 22:35

(これまでの記事。12

生理痛のような腹痛で一睡も出来ずに迎えた朝。
朝食を取った後に、お部屋でNST(ノンストレステスト)をしました。
分娩監視装置をお腹にあてて、お腹の張りを見ます。

すると、5分置きにお腹の張りの数値が高くなってました。
ダンナと

「もしかして、これが陣痛?」

と話していましたが、痛みが弱いんです。
お腹の張りの山も低いみたいで、

どうもこれって微弱陣痛っぽい

本で読んだことがありますが、精神的に緊張してたり、
疲労や睡眠不足からも微弱陣痛になることがあるらしいんです。


私の場合、睡眠不足と緊張してたせいかもしれません。

NSTの結果を見て、大森先生からお話がありました。
陣痛誘発剤を使うとのこと。

陣痛誘発剤の種類や目的、人によって利き目が違うから
点滴の量を徐々に増やして陣痛を誘発するとの説明がありました。
また場合によっては、胎児の状態などもみて
そのまま帝王切開になる可能性もあると。


大森先生からの説明の後、いよいよ陣痛誘発剤の投与。
午前10時前に子宮収縮が起こるか起こらないかくらいの量からスタート。

私の両腕はすでに採血や抗生物質の点滴などで、
あちこち点滴の後だらけ(笑)
今回は手の甲の血管から陣痛誘発剤を投与し始めました。

陣痛誘発剤は人によって効き目が違って、
効き目が強すぎると子宮破裂もあるらしいので
少し緊張しながらのスタート。


30分ごとに点滴(陣痛誘発剤)の量を増やしていきます。
(確か30分ごとに15mlずつ増やしていったと思います)

10時前からスタートして正午になりました。
昼食の時間です(笑)

大森先生がやってきて、

「突然強い陣痛がやってきてお産になったら大変だから、
とりあえず昼食は抜きにしようね」
と。

マジで?病院の食事美味しいから、昼食楽しみにしてたのに…(笑)
陣痛室で朝からずっと付き添っていたダンナには、
とりあえずお部屋に戻ってもらって昼食をとってきてもらいました。

その間私は陣痛室で空腹に耐えながら(笑)、
ずっと続いている微弱陣痛との戦い。

その後、陣痛誘発剤の量はどんどん増えていってるものの、
昼食を終えたダンナが帰ってきてからもお産に有効な陣痛は起こりません。

結局、陣痛誘発剤を使えるMAXの量まで投与。
分娩監視装置のお腹の張りを示す山は
針が振り切れてるにも関わらず、本人は話す余裕があるくらい平気な状態
痛みはあるものの、余裕で耐えられる程度の痛みなんです。

この状態で午後4時を迎え、有効な陣痛を得られず陣痛誘発剤の投与は終了。
陣痛誘発剤を止めたら、痛みが少し軽くなった感じ。

その後、内診してもらったんだけど、
子宮は3センチぐらいしか開いてなくて

先生に

「まだまだだね。とりあえずもう1日時間を置いて、
明日の朝少しだけ再び陣痛誘発剤を投与してみてから
どうするか決めましょう」


と言われてこの日は終了。

内診が終わって先生が出ていたったあと、
看護婦さんにナプキンを換えてもらおうと
内診してもらった分娩台で横になっていたら、

再びチョロチョロと羊水が(汗)

しかも、前日の破水の量よりも多めです。
ビックリして看護婦さんに

「すみません!また破水したみたいです」

と言ったら、看護婦さんもビックリして先生を呼びに行きました。
たまたま大森先生の奥さんの貴子先生が近くに居たので、
すぐに診てくれて

「完全破水しちゃったかもね。」

と一言。

「完全破水って、羊水が全部出ちゃったってことよね?
羊水ってこの程度の量なのかー」


なんて思いつつ、再び陣痛室へ戻り
とりあえずお部屋に戻って様子を見ようってことになって
部屋に戻る準備をしていたその時でした!

つづく…(笑)



関連記事