帝王切開 or 自然分娩 -出産記 その4-

なっちゃん。

2007年12月01日 11:36

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私の頭に浮かんできたもの。
それは

帝・王・切・開

大森先生が母親学級の時に

「完全破水したら体内に細菌が入ってきて、
長く放っておくと胎児に障害が出たりとなんらか影響がある」

って聞いてたので、私は我が子のことが心配でなりませんでした。

この尋常じゃない汗の量…絶対、熱が出てるよ私…。
細菌が体内に入ってきてるのかも…。


4時間でたった1センチしか開いてないし、
子宮全開になるまで単純計算であと24時間も掛かるはず。
私の体力も限界に近いし、
我が子のことを考えれば帝王切開がいいのかも。

午後11時過ぎ。
自分の子が心配なのと体力の限界を感じて、
ダンナにお願いして先生を呼んで来てもらいました。

午後11時半。
先生が少し早いけど内診してくれるとのこと。
陣痛の痛みが引いている間に内診の為に分娩室へ。

先生が分娩室へ入ってくるなり、私は先生に

「先生、お腹の子を早く出してあげてください。
もう体力も限界ですし、お願いします
。」

これ以上子宮が開くのを待ってられない。
体力も持つかわからない。
なによりも我が子が心配。

先生は困った顔をしました。

名城先生:「なっちゃんさん、なんとか自然で頑張れませんか?
      帝王切開だと産後の戻りも大変ですよ


私は首を振り、「ダメです。お願いします」と言いました。

その後、また激しい陣痛が。あまりの痛さに再び過呼吸が…。

:「うぅ…ハッハッハッ…」

名城先生:「あーなっちゃんさん、ダメダメ!
       そんな呼吸したら赤ちゃんに空気がいかなくなりますよ。」


助産婦さん:「一緒に呼吸しましょう。はい、ヒッヒッフー」

名城先生も手を叩いてリズムを取りながら、
私を落ち着かせるためか時折り膝を軽くポンポンと叩いてくれます。

陣痛の痛みが引くと、再び先生の説得が。でも、私は頑なにNOの返事。

しばらくすると

名城先生:「わかりました。
      では血液検査をして、
      それで細菌が入ってきてるようなら帝王切開しましょうね。
      あと、ご主人さんともちょっと相談させてください。
      ちょっと待っててくださいね」


と言って、先生は分娩室の外で待っている旦那の所へ。

数分後、旦那とうちの母が一緒に分娩室へ入ってきました。
旦那は私を見るなり、

旦那:「あれほど帝王切開はイヤだって言ってたのに。
    自然分娩で頑張れないのか?」


と思ってもみない一言が(笑)
私としては「もうダメなのか?帝王切開お願いしようか」と
言ってくれると思ってたのに…(爆)
それとは反対にうちの母は

:「先生、お願いします。(お腹の子を)早く出してあげてください」

とか言ってるし(笑)
やっぱ母親は自分の子が苦しんでいるのを
これ以上見たくなかったのかもね。

旦那の説得にも私は頑なにNOの返事。

体も段々熱くなって、汗は止まることなく出てきます。

先生の指示で採血と体温測定をしてもらいました。

この時の体温、38.4度。

採血をしてしばらくして結果が出ました。
体内に細菌が入ってきたら白血球が増えますが、
その数値が18000を越えてました。
通常妊娠中どんなに多くても15000ですから、
体内に細菌が入り始めている証拠です。

先生が結果を見るなり、

名城先生:「帝王切開ですねー。」

と言って、看護婦さん達に指示を出しました。
それから周りが手術の準備でバタバタして、分娩台には私と旦那だけ。
(お母さんは立会いを希望してなかったので出て行ってもらいました)
再び陣痛の痛みがやってきて、私は不安になって

:「先生、早く来てください~」

と準備で忙しい先生を呼びつける私(笑)
先生も「あ、はいはい。」と慌ててやってきて、一緒に「ヒッヒッフー」w

陣痛の痛みが引くと、先生が

名城先生:「あ、そうそう、内診まだやってなかったか」

と言って内診をし始めました。

こうして帝王切開の準備が進む中、
私は内心ホッとしていたのですが
そう簡単に帝王切開にはならなかったのでありました…。

つづく…(笑)



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